気になっていた、町田そのこさんの本

「52ヘルツのクジラたち」

お正月休みの間に読み切りましたー❗️

52ヘルツのクジラとはーー

他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラの事。

たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届かない、何も届けられない。

そのため、世界で一番孤独だと言われている。

そんな孤独を背負った人たちの、模索し、お互い助け合いながら、立ち直るまでのストーリーは、とても胸を締め付けられた。

最近よく問題になっている、ヤングケアラーや育児放棄や同性愛など、登場人物たちの過去の記憶は辛く暗いもので、

でもそこから這い上がれたのは、周りの温かな人の支えによるものだと思う。

助けてと叫んでも、誰にも届かなかった時もあるけれど、

血の繋がっていない他人でも、理解し合えるし、共有出来る。

暗闇から一筋の光を見出したような、そんなストーリーでした☺️